環境新素材「保水セラミックス」を開発・実証試験中
INAXは地球環境問題の解決に向け、さまざまな研究開発を進めています。現在、主に都市部で見られる大規模な環境問題を、建築・土木の分野を超えて提案・解決する新しい環境素材「保水セラミックス」の実証試験を重ねています。
この「保水セラミックス」は、耐久性・耐候性に優れ、高い保水性能と蒸発性能を持つ新素材で、都市部のビルの屋上などに敷設します。
保水率60%以上という性能により、ゲリラ豪雨による雨水を一時的に貯留し、局地的な大雨がいっきに下水道や河川に流出することを抑制し、都市型水害の防止に役立ちます。なお、このゲリラ豪雨は、ヒートアイランド現象によって積乱雲が著しく発達して引き起こされる可能性が指摘されています。「保水セラミックス」は晴天時には、貯留した雨水の蒸発冷却作用によって建物や周囲の温度上昇を抑え、ヒートアイランドの緩和にも寄与します。
この優れた蒸発性能は、屋上などに設置された空調室外機周辺を冷やし、ビルの省エネにも期待できます。さらに、多孔質素材による断熱性能との相乗効果で、屋上スラブ(コンクリートの床板部分)の温度を一定に保つことができ、紫外線の直射を防ぐことから屋上防水層の劣化を軽減します。




URL1 http://www.inax.co.jp/company/news/2010/060_eco_0329_572.html