ワタミグループ自社の生ごみを使用した堆肥づくりの実験を開始

 ワタミ株式会社(所在地:東京都大田区、代表取締役社長:桑原豊)は、循環型社会構築のため、既存のリサイクルループ(※1)を発展させるべく外食および食品製造・卸事業から排出される生ごみを自社で堆肥化し、自社農場で活用する独自の食品リサイクル網の構築を目指します。

 今春、ワタミファーム白浜農場で「生ごみ由来の堆肥」を使用した小松菜の栽培実験を行った結果、「既存の生ごみ由来の堆肥」以上の生育状況を確認しました。8月より、自社農場のある千葉県山武市にて、自社の外食店舗で発生する生ごみの堆肥化の実験を開始しました。 

(※1)2010年6月より、都内ワタミグループの外食店舗を中心に、合計70店舗で生ごみのリサイクルを実施。自社農場の活用、企業連携を含めた大手居酒屋チェーンでは初めてとなるリサイクルループの構築を推進し、環境省・農林水産省から改正食品リサイクル法に基づく「再生利用事業計画認定制度」の認証を受けました。2012年8月現在、111店舗で行っています。 

 

<山武農場での実験概要>

■有機農業に適した堆肥づくり

1.  「自社の生ごみ由来の堆肥」を自社で製造

 自社の外食店舗で出た生ごみを、微生物の力を利用して「生ごみ由来の堆肥」を製造します。

2.  生育状況・収穫量の比較検証

 ワタミファーム山武農場で、「一般的な堆肥」「自社の生ごみ由来の堆肥」の投入量の変化による農産物の生育状況・収穫量を比較検証していきます。

■今後の展開

 今後は、堆肥の品質(塩分など)や土壌の改良具合などを確認した上で来秋を目処に実用化を目指します。外食および食品製造・卸事業で排出される生ごみを自社で堆肥化し、その堆肥を自社農場で使用し、自社農場で採れた有機野菜を外食・介護・宅食などで使用する独自のリサイクル網を構築することで、現在ワタミグループで50%程度の食品リサイクル率(※2)を80%まで引き上げる計画です。

(※2)改正食品リサイクル法では、外食産業に対して食品廃棄物のリサイクル率を2012年度までに40%以上にすることが求められています。しかしながら、2010年度時点の実施率は17%に留まっています。(農林水産省調べ)

 

<循環型社会構築に向けた環境改善事業の取り組み>

 ワタミグループでは、「美しい地球を美しいままに、子どもたちに残す(ワタミグループ環境宣言2008)」を実現するために、2009年「グループCO2排出量を2020年までに50%削減(08年度比、売上高当り)」という環境方針(W-ECOビジョン2020)を策定しました。環境への姿勢と先進的な活動への評価、外食業界のトップランナーとして走ることを期待され2010年に環境省により「エコ・ファースト企業」の認定を受けました。2010年5月、大手居酒屋チェーン初となるリサイクルループを構築、2012年4月、業界初となる雑ビンの全量リサイクルシステムを構築するなど「廃棄物を循環させる」という仕組みを率先して構築してまいりました。今後も、地球環境負荷を低減し循環型社会を形成していくために、自社のみならず業界としてのリサイクル率の向上にも取り組んでまいります。